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里山学習:国際土壌年2015を寿ぐ

栃木県那須烏山市の境小学校で里山学習が開催されました。
講師は宇都宮大学の平井英明先生。参加者は小学生4年生が10名、小学校の先生が2名。宇都宮大農学部土壌学研究室の3年生2名もボランティアで参加してくれました。

授業に参加した小学生たち

授業に参加した小学生たち

一年間に家族で食べているお米の重さを知っていますか?

里山学習では、その量のお米を生産している水田の面積から、家族の命を支えている土の面積を計算しました。

その結果を一人一人発表してもらうと・・・
お米を食べるのが少ない家庭は約4アール、多い家庭は約12アール、中間の家庭は約7アールとなりました。
さて、この面積。想像したよりも大きいですか?それとも小さいですか?

里山学習では、あいにくの雨天だったため体育館に移動して、この面積を実感してもらいました。
4アール、つまり一辺20メートルの正方形を10メートルの位置にカラーコーンを置きながら、全員で協力して描きます。そして、そのカラーコーンを目印として20メートル競走をしたり、鬼ごっこをしたりして命を支えている面積を体感しました!

身体を動かすとお腹がすきますね。しっかり手洗い・うがいをした後は、そう、ごはんの時間です。
でも今日は里山学習。お米の食味検査を行います!

コシヒカリ、なすひかり、ゆうだい21(※宇都宮大学が独自に開発した品種)。
どれもこの里山で栽培して作ったお米です。
お米にも個性があること、そして里山での資源を活用してお米作りができることを実感しながら学ぶことができました。

最後に、子どもたちには里山と都市の違いを自由に発言してもらいました。

里山には自然がいっぱいあるだけではなく、資源としてのエネルギーにもあふれています。
それらを支えているのは土壌。
そんな土の重要性のお話で授業は締めくくられました。

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イベント責任者:平井英明(宇都宮大学)
場所:那須烏山市境小学校
日時:平成27年2月18日(水)午前10時半~12時20分
授業名:里山学習
参加者:4年生10名+保護者1名+教務主任+4年生担任の計13名と大学生2名