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セミナー・シンポジウム情報(5月26日、27日)

このたび、土壌の基礎的な研究を続けてこられているOliver Chadwick教授が来日します!これは、土壌肥料学会の国際土壌年予算により実現しました。
Prof. Oliver.emf
Chadwick教授は、地球科学的視点から土壌学の新しい可能性を切り拓いてこられた研究者です。代表的な研究として、①ハワイの数百万年間の 風化・溶脱を受けた土壌に森林が成立できるのは、遙か東方のゴビ砂漠からのダストによるリンの供給であることを突き止めたNature論文、②土壌生成年代、気候条件が土壌鉱物組成を規定し、土壌鉱物組成(特に鉄酸化物や非晶質鉱物)が植物の生産性および土壌の炭素蓄積量を規定することを示す一連の研究、③土壌生成因子が、ポリネシア人によるハワイ諸島およびイースター島の農耕に及ぼした影響に関する研究、などが挙げられ、これまで非常にインパクトの高い研究を数多く発表されています。

下記の通り、Chadwick教授にセミナー(5月26日)と地球惑星連合大会における基調講演(27日)をして頂きます。ご都合あわせの上、ご参加下さい。

●5月26日 学術セミナー・勉強会
【演題】 Calibrating Pedogenic Thresholds in Hawaii: Global Implications
【開催日時】  2015年5月26日(火) 14:00-16:00
【場所】    農業環境技術研究所、土壌モノリス館、セミナー室
http://www.niaes.affrc.go.jp/outline/map.html
このセミナーでは、ハワイ諸島においてOliverが長年行ってきた土壌生成因子の研究について話して貰います。フォーマルなセミナーでは なく、途中でどんどん質問して貰い、皆さんとディスカッションしたいとのことです。どなたでも参加できる集まりです。

●5月27日 地球惑星連合大会(JpGU)国際セッション
【セッション名】 土壌学の挑戦と可能性-地球科学・生態学・生物地球化学との接点
M-IS03: Exploring the role of soil in earth science: ecological/biogeochemical linkage and beyond
【開催日時】 5月27日(水)09:00 – 17:00 @104, ポスター(同日 18:15 – 19:30)
【企画者】 和穎朗太(農環研)、小崎隆(首都大)
【場所】  幕張メッセ  
国際土壌年を記念して、土壌生成、土壌・植物の相互作用、C・N・P循環などをキーワードに、土壌学・生態学・生物地球化学の最先端の発表が終日行われます。参加には、大会参加費が必要です。各発表演題は下記リンクをご参照ください。
http://www2.jpgu.org/meeting/2015/session/M-IS03.html
symposium2015jpgu

●お問い合わせ
和穎朗太(rota@affrc.go.jp)※@を半角に直してご送信ください。