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土壌の構造(骨格)を観察しよう!

土壌のかたまり
土壌を掘ってみると、大小さまざまなかたまりがあることに気付きませんか?

これは単に踏み固められてできたものではなく、ミミズなどの土壌動物や植物の根の働き、そして湿ったり乾いたりが繰り返されることで自然とつくられる、土壌の骨格にあたるものなんです!

土壌の構造を取り出してみよう

土壌の構造を壊さないように、なるべく大きなスコップで掘り返そう!
土壌を横から取る場合は、削るのではなく、左の写真のように、スコップを差し込んで自然とヒビが入るかたまりを取り出そう。
袋に入れて軽くふっても壊れないものが土壌の構造だよ!

土壌構造の中を観察しよう!

大きなかたまりが取り出せたら、軽く力を加えて2つに割ってみよう。割れた面をよーく観察してみてね!
いろいろな色やかたちや大きさの粒が集まっていることが分かるかな?
根のあとが管状に残っていたり、小さな丸い穴がたくさんあいているね。これを孔げきといって、水を保持したり、排水したりするのにとても大事な役目を持っているんだ。

【実験】土壌構造の強さを調べてみよう!

土壌構造は力を加えてバラバラにすると、どんどん細かくなるね。
細かくなったものをもう一度くっつけて固めてみると、また大きなかたまりができるよ。
だけど、一度バラバラになったかたまりは、もう前と同じ土壌のちゃんとした骨格にはなっていないんだ。
簡単な実験で、それを確かめてみよう!
①土壌構造をバラバラに崩してから、軽く握ってもう一度固めてみよう。

②左が崩していない土壌構造。右が握り直したもの。そっくりだけど、これを水に入れてみると……。

どうなるかな?
答えはみんなで実験してみてね!

そして、土壌の構造が壊れてしまったら、雨の日にはどんなことがおきるか考えてみよう。